TOURING KIT by
MAZDASPEED |
1999年9月半ばスポーツファクトリー京都で交換した足回り。なぜ、京都なのでしょうか。以前にブレーキパッド交換のとき、兵庫県氷上郡の友達のところに遊びに行ったついでに、ドライブがてら、スポーツファクトリー京都に行き、購入したことがあります。
そのとき担当してくれたアドバイザーの方がとても熱心な方でした。今まで、この貧乏な若者を相手にしてくれた方は、ほとんど皆無でした。(余談ですが、鳥取マツダのNさんは2台のETUDE時代、とても親切にしていただきました。)
足を変えようと決めたときも、地元のマツダは、マツダスピード会員の割引が利かなかったり、あまり、対応も誉められたものはありません。実家のある広島のスポーツファクトリーに行くと、京都さんの倍以上の金額提示+納車は7倍以上の時間を見るように言われました。ほとほと、困っているときに、京都さんの優しさ。金額の安さはともかく納期の短さと言うのは高い技術力があればこそ、なせる技だと思います。
交渉10分ほどで商談成立。ほかにもいろいろなことも教えてくださり、まさに、親切丁寧とはこのことを言うのでしょう。極めつけには、ほんの10m、私のMX−6を動かすだけで、「これ、フロントのスラストベアリングがやられてますね。」コンコンという異音は半年前からありました。ハンドルを切ると発生していましたが、原因がわからず、困っていたところでした。どこのディーラーでも返答がなかったのに・・・
約束どおりの納期で車は完成。引き取った後も、車の状態を丁寧に教えてくださりました。
作ってあげました、それではさよーならと言うわけではないのです。(ちなみにトリップメータを確認すると40kmほど増えていました。それだけ走って頂いて確認してくれたのです。)
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安定感倍増の足回りに変化しました。タイヤは今のところDUNLOP FORMULA W-1です。文字のホワイトは自分でぬりぬり。 |
さて、インプレですが、私は、足回りを換えるときに、京都の方に、「BF系ファミリアのような走り味」という、わけのわからないお願いをしました。しかし、実車はまさに私の求めていた通り。ナチュラルステア〜弱アンダーと言う感じで、普段の道では、ハンドルを切った分だけ自然に曲がります。今までは、頭が曲がっていかず、壁にすっ飛んでいったり、するするっとお尻が出て行ったりと気むづかしい一面を覗かせたりしましたがもう、ほとんど手に汗をかきながら走ることがありません。
「おっ。ちょっとオーバースピード気味かな。」と思う場面でも、もはや私の限界より、車の限界のほうが上です。フロントのカーブの反対側が少し沈んでいるなと言うほんの少しですが、ロールを感じながら曲がっていきます。
今までは、4つのタイヤの情報がいまいちつかみづらいものがあり、前述の症状が現れていたのかもしれません。今回は、かなり、タイヤからの情報が把握できます。リヤもさることながら、フロントの接地感から来る、車の動きが良くわかります。
グリップの向上と言うより、接地感の向上と言う言葉が当てはまりそうです。
さて、高速走行ではどうでしょう。直線加速に置ける状態については、あまり違いはわかりません。高速道路などでは、接地感の向上に伴い、安定感そして安心感が増しています。高速道路でのレーンチェンジ等は、昔から得意分野のMX−6ですが、さらに安心です。
長所ばかり並べていますが、短所も挙げてみましょう。あまり、ないですが、しいて言えば、突き上げがやはり強いことでしょう。まぁ、それは承知で購入したので仕方ありませんし、それが気になるシチュエーションでしたら、減衰力を一番柔らかい方にすればよいですからね。