誕生!MX-6!!(In U.S.)

る夜届いた,私宛のE−Mailはいつものメールとは様相が違っていました。

件名が英語。中身を見ると,英語。差出人はアメリカの人でした。

その人いわく,「私もMX−6乗りだが,J-Specのライトユニットがほしい。」とのこと。

最初は“J-Spec”の意味が良くわかりませんでした。「何のことかなぁ,と思ってその人が主催されているWebサイトを覗きますと,ド派手なMX-6!

うぬぅ〜やるなおぬし・・・

感心しながら眺めていると,・・・ん,何か違う。

それは,ド派手なエアロが着いている,とかではなく,色がビビッドである,ということではなく,表情がMX-6であって,MX-6ではない・・・

そこでわかりました。

北米仕様のMX-6はヘッドライトユニットがH4バルブになっている!

日本仕様のヘッドライトは,プロジェクタライトとなった3連式のユニットです。

彼の言う“J-Spec”とは,プロジェクタライトのユニットだったのです。確かに,プロジェクターのほうが見た目はかっこいいですよね。

そこで,海外でのMX-6って,どんな感じなのでしょう?

MX-6のU.S.仕様カタログの表紙です。やっぱりちょっと感じが違う?

US仕様のMX-6のカタログを参考に見てみましょう。

まず,前述のヘッドライト。H4タイプのバルブを使ったヘッドライト形状になっています。

これは日本仕様の3連ユニットのほうが切れ長でダンゼンかっこよく見えますね。H4のユニットはちょっと間延びした感じ。アメリカの人が「中古でもいいから」と欲しがったのもわかる。

続いてエンジン。V6 2500ccのエンジンは日本と同じですが,もう一つのユニットは直4 2200cc。なんともアメリカンなSpecです。

足回りは,同じく4輪ストラットですが,日本ではマイナー前では標準装備だった4WSシステムは装備されていないようです。

内装は基本的に日本仕様のステアリング周りの形状を左右反転させたものですが,ほとんどの塗装色では,ベージュ系でアレンジされており,どこか落ち着く雰囲気をもつ内装となっています。

エクステリアはチョコチョコ違いますね。日本仕様ではスモールランプの配置の場所が,US仕様ではウインカーになっています。その代わりドア前のウインカーはありません。

アメ車特有のサイドマーカーももちろんあります。

そして,リヤスポイラーは基本的にありません。

こうやって見ると,アメリカって本当に機能性重視ですよね。MX-6にスキー板乗せた写真を載せたり,トランクに持つ一杯乗せた写真を載せたり…

とてもシックに見えますね。そして後席から覗くロシのスキー板。うちのMX-6もこんな風に使うことがありました。キャリアに乗せるのが面倒な時とか…

そして,過激なアピール。「V6エンジンのパワーはPreludeやCelicaや240SXでは味わえない。」とライバルのクルマを堂々と記載して公言しています。日本ではこの手法はあまり受け入れられませんけどね。(あるメーカーは一時期してましたけどね。)

そして,驚くべきは色の豊富さ。

日本で用意されているのと同色なのは,ブリリアントブラックとビンテージレッドくらいです。

後は,専用色。プラチナオパールマイカ,とても高級そうです。

ルビーマイカ,ウチのBGファミリアみたいな色です。

カメオホワイト,アメリカの人は宝石みたいな色を喜ぶのでしょうか。でも,MX-6に白は絶対似合っていると思います。私も,再塗装を考えたりしてました。

ナソーブルーメタリック。シビッククーペやアコードクーペでよく見る色でしょうか。

ハンターグリーンマイカ。イギリスの香りプンプンです。

サハラゴールドメタリック。マッキンキンです。キンキャバ(知ってます?所さんのCM??)見たいな感じですね。

そして,オプション類。メチャメチャアメリカンです。BEの頃のファミリアXGがはいていたようなごついアルミホイール,これまた定番のフロントマスク。ちょっとコワイです。

ピックアップにこのマスクはカッコイイと思うけど,クーペにこんなことするのは,果たしてありなのか!?

感心したのは,リヤトランク一体風のリアスポイラー。これはこれでカッコイイかもしれません。MAZDASPEEDのデカ羽に飽きた方はこんなシックでさりげないスポイラーを装着してみては?

このスポイラーは「あり」ですね。さりげなくて。

そしてグループ分けです。日本ではあくまでもスペシャリティーです。「スポーツ」と言う言葉は,私の見る限りカタログには記載されていません。US仕様ではMX-6は「スポーツクーペ」になってます。ちなみにRX-7はスポーツカー。

アメリカでもRX-7の弟的存在なんでしょうか?