YOKOHAMA DNA GP

エコ・タイヤを選んだわけではありませんが,ヨコハマタイヤは今まで装着したことが無く,試しにと思って購入したのです。

その中でも,スポーツ性の強い,GrandPrixシリーズの最新版,DNA GPを選択したのです。雑誌でのインプレッションも上々です。

見た目にも,ブロックが大きく,戦闘的なグルーブ形状だったので,期待も大きくなります。

が,DUNLOP W10から履き替えた途端,ステアリングの手ごたえが軽くなりました。瞬間,「GRID U」の悪夢がよみがえりました。

買って1週間は,「少し高くても,ADVANにしとけばよかったかなぁ」と真剣に考えました。

しかし,皮むきを終えると,自分が慣れてしまったせいもあるのか,だいぶん手ごたえが良くなってきました。

後悔の念は徐々に薄れていきました。

結構,基本的な部分(どこ,とは明確に言えないんですけど)は押えたつくりなんですね。

これで,山道をそれとなく走ってみると,・・・わるくない。ブレーキは,・・・わるくない。結構静かだなぁ。(ヨコハマタイヤはうるさいと言う印象があったので。)

グリップ,ストッピングパワーではヨコハマさんではADVANにかなわないでしょう。しかし,ステアリングの操作,アクセルのオン−オフにこれだけ素直に反応してくれるとあまり文句は言えません。

ショルダー部分は確かに柔らかそうで,乗っていても,ヘアピンなどでは,タイヤがグニッとよれているのは良くわかります。

サスペンションがハードであれば,タイヤの負担が増大し,さらにその柔さが良く出ます。

しかし,前述の様に自分の操作に素直に反応してくれるので,納得しています。

総論ですが,最近のタイヤの傾向がわかってきたような気がします。

ハイグリップだけを追求したタイヤはそんなに売れないんですね。SUV,ミニバンが全盛の今,そこそこのスポーティータイヤでは,静粛性や乗り心地が重視になっているんだと思います。

真剣に練習したい,気持ちよく走りたい・・・。そんな人は,ブリヂストンならPOTENZA,ヨコハマならADVAN NEOVAを買いなさい,ってことなのかな。