7月の歌


よろこびのうた

 ベートーヴェン/交響曲第九番・第四楽章
合唱 “歓喜の歌” 全訳

おお友よ、このような音ではない!
もっと快い、喜びに満ちた音に、ともに声をあわせよう。

歓喜よ、美しい神々の煌めきよ、天上の楽園の乙女よ!
我ら情熱に溢れ、崇高な、あなたの聖所に足を踏み入れる。
あなたの奇しき力は、時の流れが厳しく切り離したものを、再び結び合わせ、
あなたの柔らかい翼の留まるところ、すべての人々は兄弟となる。

大いなることに成功し、一人の友の友となり、
素晴らしい淑女を得た人は、歓喜の声に唱和せよ!
そうだ、この地上でただ一つの魂しか自分のものと呼ぶ事が出来ない者も!
そして、それを出来なかった人は、この集いから泣きながら立ち去れ!

あらゆるものは自然の乳房から歓喜を飲み、
すべての善人も、すべての悪人も、薔薇の小道を辿る。
自然は、我らに接吻と葡萄酒と、死の試練を受けた一人の友を与えた。
虫けらにも快楽が与えられ、天使ケルビムが神にの御前に立つ。

太陽が大空の広壮な平地を飛翔するように、喜ばしく、
兄弟よ、君達の道を走れ、勝利に向かう勇士のように楽しく。

抱き合え、幾百万の日と人びとよ! この接吻を全世界に!
兄弟よ! 星空の上に愛する父なる神が住んでいるに違いない。

君達はひれ伏すか、幾百万の人びとよ?
創造主を予感するか、世界よ?
星空のかなたに創造主を求めよ!
星々の上に創造主が住んでいるに違いない。


シラー作、頌歌(しょうか)『歓喜に寄す』を終末合唱にした、大管弦楽、四声の独唱、四声の合唱のために作曲され、プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム三世陛下に最も深甚(しんじん)な畏敬(いけい)をもって、ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンによって奉呈(ほうてい)された交響曲、作品125番

これがベートーヴェンの第九の本名です! 
なんと「九」という数字がどこにも出てきません。

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