ポンチー牌の実体
ポンチー牌の切り時を考えろと、あちこちに書いて居るんだけど、ポンチー牌の実体について書く必要がありそうだ。
仕掛け総数60のうち28聴牌(他者から上がれる)
聴牌者の聴牌平均順目10.634順目    標準偏差3.666順目
平均10.634-偏差3.666=6.968順目
サンプル数が60と少ないのですが、仕掛けた者のうち、約半数が聴牌してることが判ります。聴牌の平均順目が10.634順目とリーチの聴牌者の平均順目より、1〜2順遅いようです。

こんどは、サンプル数89についての、役の傾向を見てみます。鳴きのパターンを見るのに一番いい方法は、役牌を先に鳴いたか否かです。89の内、役鳴きが46、後付含みが43でした。
役鳴き46の内、役のみが38、役混一が6、役トイトイが1、役チャンタが1でした。
後付含みの内、後付7、役牌暗刻7、一色系11、トイトイ系5、チャンタ系7、三色、一通系1、一発消し1、形聴4でした。
一色系から形聴の内、役牌対子が7、役牌暗刻が1ありました。

サンプル数も多くはないので、安易な結論は出したくないのですが、喰い仕掛けの聴牌に対しては、リーチの平均順目より1〜2順遅いぐらいですから、順目対応である程度いけると思います。鳴きがまだ1つだけだから、まだ聴牌ではないとか、2つ鳴いたからもう聴牌だという対応より優れています。実際に遅い順目で一つ目を鳴いたときには、聴牌が入っていることが多いですし、早い段階で2つ鳴いても手の中はグチャグチャのことも多いようです。

また、一つ目の鳴きの半分以上が役牌というのも興味深いです。こちらは、役が確定していますので、他の役を絡めたものなのか、それともドラ絡みなのかを探っていけば良さそうです。

後付含みは、文字通りの後付か、他の役との絡みなのかを探る必要があります。どちらにしても、役牌が大きなポイントを占めています。サンプル数43の内、役暗刻が8で、役牌対子が14あるからです。また他の役との絡みで言えば、混一と、トイトイ、チャンタが、メインであることが判ります。一通や三色は、あまり考慮する必要は無いようです。

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