平和のコツ
 
平和は、麻雀の王道である。麻雀は、平和に始まり平和に終わるとも言われる。近代麻雀では、リーチこそ麻雀の王道なんて、ほざく馬鹿もいるが、まーそれはそれで良しとして、平和の作り方について考える。

平和を作るには、最低ラインが確保されていなければならない。それは、両塔子が2つ以上存在し、役牌対子が存在しないことである。こういう配牌は、実に45%も存在する。上の条件を満たしたとしても、頭が確定的に存在したりしなかったり、両塔子が4つ以上存在したりと千差万別ではあるが、方向性として、平和を目指しても間違いは少ない。

さて、どのようにして作るかなんだけど、まず、平和の材料足り得ない役牌を処理することである。当たり前と言えば、当たり前なんだけど、役牌は、もし鳴かれれば、特急券になるわけで、なるべく鳴かせないように、処理する必要がある。頭が確定的にあるならば、オタ風等を先に処理する方が有効だろう。

次に、数牌を手広く使うことが、大事である。そして、このことが判っていない奴が非常に多い。数牌を手広く使うとは、浮き牌を大事にして、そこからのくっつきをで、両塔子を作っていくのである。5両塔子、6両塔子など、面子オーバーを嫌う奴も多いが、ネット麻雀では、ラグなどによって、持っている両塔子の薄いところが比較的わかりやすい。これを利用しない手はない。多めに作っておいて、薄いところを処理していくのである。

また、両塔子は、両塔子→順子と言う段階を踏むんだけど、完成した順子周りにこそ、次の両塔子、順子の目があることを認識しておく必要がある。
例えば、と持っていて、首尾良くが入り、となったとしよう。大概の人は、ここで、を切り、他の浮き牌で、両塔子を作ろうとする。しかしよく考えてみて欲しい。ここに、次にが入れば、両塔子が完成するし、入りので、中ぶくれ両塔子が出来る。を先に持ってくれば、次にで2面子完成だし、ならば、3面受けが完成する。の順に持ってくれば、次に入りで、3面受けの完成である。ならば、順子+嵌塔子だし、次にを持ってくれば、頭+順子が完成する。
このように、完成した順子から1個離れの牌(ここでは)は、多くの受け入れを持っている。などは、1個離れ持ちとしては、比較的条件の悪い方だと思う。などは、より良い条件だろう。


萬子、筒子、索子のなかで、4つの順子を完成させる。それが、平和である。完成した順子の1個離れ牌は大事だけれど、浮き牌の3から7もまた同様に大事である。例えば、とでは、後者のほうが、圧倒的に平和になりやすい。を先に引いてなどど考えているようじゃ麻雀は負け組です。手広く構えるとは、のような持ち方のことを言います。

のような持ち方は良いのですが、のような持ち方は、逆に好ましくありません。が先に入れば、嵌塔子が2つのような形ですし、が先に入れば、かぶり両塔子となります。が先に入らない限り、扱いにくい形になりやすいです。
最後に付け加えておけば、麻雀はフリテン回避との戦いでもある。フリテンを回避するための捨て牌の制約も、以外と多いものである。当然の事ながら、フリテンは避けていこう。1つの例外として、最後の待ちがなどの嵌塔子受けになったとする。このような場合、この受けで固定し、引きを待つのも1つの手ではあるが、こんな時は、聴牌を崩し、の順に嫌っていき、他の場所で別の両塔子を作っていくのが良い。
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