何を探る

相手の待ち、聴牌時期、スピード具合、役、危険個所、ドラの箇所、値段を知りたい。
 
  待ちということは、相手はもう聴牌してるわけで、これが判れば、そこを切らなければ、良いわけである。待ちが判れば、相手の聴牌も怖くないです。しかし実際には、1点で相手の待ちを読むことは、かなり困難なことです。当然か。

  聴牌時期は、相手がリーチに入ってくれれば明確ですし、捨て牌を注意していれば、判ることも多いですし、あるいは、たとえダマデンでも、順目である程度対応することが可能です。イーシャンテンには振り込み無く、聴牌には振り込みがありますから、明確な差があると言えます。上に掲げた情報のなかで、相手の待ちを1点で読むことは困難ですので、事実上一番知りたい情報と言えるでしょう。

  聴牌時期もスピード具合の一種ではありますが、あまりにも大事ですので、別項目としました。となるとここで言うスピード具合とは、イーシャンテンやリャンシャンテンとかを意味します。相手のスピード具合を知ることは、かなり困難な事です。しかし、あまり深刻に考える必要はないでしょう。麻雀の一局における平均的なシャンテン数変化を頭に入れておけば良いです。そのシャンテン数変化と自分の手のスピード具合によって、ポンチー牌や危険牌の処置を決めれば良いのです。

  役も知りたいですね。特に喰い仕掛けをされたときには、役の可能性を探っておく必要があります。それによって、我彼のスピード具合を左右するポンチー牌の扱いが違ってくるからです。

  危険個所も押さえておきたいです。聴牌で無いと判断すれば、相手が鳴けない手の内の危険牌は、先に処理したいですし、聴牌、あるいは場が煮詰まった状態、スピード具合でかなり分が悪いとき、下家に喰い仕掛けをされて、さらに喰われそうな時などは、切り出しを遅らせたり、あるいはしまい込んだりする事になります。相手の当たり牌が、自分が危険個所と考えたところに8割方含まれていれば、上等でしょう。どの程度まで、危険個所を狭めることが出来るかが、麻雀の腕と言っても良いかもしれません。

  ドラの箇所は、相手の捨て牌をよく見ていれば、かなり判ると思います。麻雀はドラの扱い次第と言えるぐらい、ドラは重要です。喰い仕掛けに勝負を挑むとしても、ドラがあるとないとでは値段が全然違いますから、ドラの箇所を探っておく必要があると思います。

値段も探っておきましょう。喰い仕掛けならば、ある程度勘定できますが、リーチの値段を見極めるのはかなり難しいです。裏ドラのことまで考えれば、ほとんど不可能といって良いでしょう。

相手に関する知りたい情報は、ほんとたくさんあり、なかなか大変です。しかし、一番のポイントは聴牌時期とスピード具合だと思います。後次に役と危険個所かな。これを中心に相手を探り、自分の手牌に活かしましょう。

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