待ちを読む

  相手の待ちを一点で読むことの是非を考えてみる。そもそもイーシャンテンの段階で2つの面子の完成を待つ形なら、当然入り目が存在し、一点なんてことは不可能だし、ましてや、くっつきテンパイだと一点はなおさら困難です。ただ、インターネット麻雀においては、ラグというものを利用することによって、かなり絞り込むことも可能な面も有ります。また一点で読めたとしたら、ロスがありません。しかし、問題は、その一点読みが当たっている確率です。また、当たったとしても自分が上がれる確率が格段に上がるわけではありません。自分の有効牌を引いてこなくてはいけませんし、当たり牌を使い切らなくてはいけないし、他者が振り込んでしまったり、あるいはツモられたりと、一点読みが当たった場合の時だけ取りだして、和了率を求めても多分1%から2%押し上げる程度だと思います。しかも、外れる場合がほとんどという現実を加味すれば、余り有効だとは言えません。
  私の場合、一点読みをすることがかなりあります。特に下家のリーチなどに対しては、ラグを中心に一点読みをすることも多いです。一点読みが当たり、キツイ牌をグイグイ切り飛ばして、自分の上がりに結びつけることもありますが、逆にそれがあだとなり、一発で振り込んでしまうようなこともあります。また、私が開拓した安全牌を他者も切り飛ばすことが可能になり、他者の上がりを助けてしまったりと余り有効とは言えません。振り込みに回ったとしても、失うものが何もないときなどの、極めて限定された条件下でのみ有効な手段だと思います。
  実は、3点4点と範囲を広げて読んだとしても同じ事が言えます。

待ちを読むことの有効性はちょっと、まだまだ検討の余地がありそうです。とりあえずのアップとさせていただきます。

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