好調時の麻雀


最近二日間の成績である。試合数が26と少ないが、抜群の成績である。こう言っては何だが、ものすごくついていて、こういう成績になったと言う感覚はあまりない。でも、数字から判断するのに、このような平均順位が、千試合単位で上げられるはずがない。なぜ、この二日間の成績を取り上げるかと言えば、二日前に、打ち方を調整したからである。その調整の仕方が良かったから、このような成績になったと考えている。この項目を付け加える理由は、不調になったとき、好調なときと較べて、何が違うかを考える縁としたいからである。

この成績の基本には、圧倒的な牌効率がある。最近、牌の繋がりを相当研究して、どのような形なら、どう切って行けばよいかを徹底的に洗い直した。その結果、前から、手作りには圧倒的な自信を持っていたのだが、牌の繋がりを効率的に利用する点において、多くの間違いが見つけられた。麻雀を始めて、23年目で気づいた事がたくさん出てきたのだ。
最初に、心理的なことを書けば、まー余裕綽々ってところだろうか。圧倒的な牌効率の裏付けがあるからである。心が穏やかである。人のRが気にならない。ラグに過剰に反応しない。リーチを受けても、嫌う塔子や対子に無理が無く、点数状況も、ほんの少しではあるが頭に入っている。自分の不づきを嘆くようなことがない。相手の手出し牌やラグにもっと意識を持っていきたいが、手作りがまだまだ、練習段階な為、手作りに意識がかなり取られている。
手作りが、かなり、マニュアル化されているので、速いペースを受け入れる素地がある。

手作りに関しては、かぶりを作らないことを第一に考えている。また、自分の手のスピードを第一に考えるのではなく、つまり手広く構えることを第一にするのではなく、相対速度を重視している。つまりかぶりを作らないことと合わせて、役牌、オタ風などの相手の特急券となりうる牌の切り出しが、今までの打ち方より遅い。どの段階に咬ませて処理すれば一番効率的か、まだ万全ではないが、自分の手牌具合との連関が良い。手牌を主に2+、3、役牌対子、2、2未満に分け、それに合わせて、19牌、自牌、役牌、28牌、辺塔子等の切る順を制御している。

まーこんなところだろうか。不調の時は、自分自身ここに立ち返ろうと思う。

031011
追記
成績を昨日時点のものに張り替えました。新しい打法での、データ数としては、まだまだですが、この打法の凄まじさが、垣間見える。この間、極度に意識を場に集中していたわけではない。相手の具合を集中的に探っていたわけではない。出る引く回るや手広く構えや危険牌の処理順に多くの意識を割いていたわけではない。どちらかと言えば、多くのかぶりの中で、どれを優先的に処理していくかに頭を使っていた。これは、慣れれば、機械的に出来ることである。手の進め具合の基礎に一番注意して打っていたと言うことである。
元々は、配牌具合に応じて、どの牌から嫌っていくかで、始めた打法ではあるが、配牌具合という前提自体も、あまり必要を感じない形になっている。役牌やオタ風を鳴かせることもほとんどない。というのも、比較的遅い切れ目になるからである。出る引く回るは、比較的冴えがあったように思う。というか、塔子選択の自由が拡がったため、危険ならその危険牌を使い切るように寄せていけている。というか、圧倒的な和了率が背景にあるので、危険場面で、無理する必要を感じない。そういう好循環が出来ている。下家に喰わせることもほとんどない。これも、塔子選択の自由度が極めて高いためだと思われる。
この間のツキに関して言えば、はっきし言ってあまりついていなかったと思う。配牌で、2未満の手が多かったように思うし、オーラスで積もられて逆転されたパターンも目立った。
また捨て牌が、とても出やすい形になる。それに、振り込み率が極端に低い。振り込まないように、振り込まないようにと注意しながら打った結果ではない。手の進め方として、こういう結果になったのである。手役へのこだわりもどちらかと言えば適度である。以前は、手役に固執していたが、どちらかと言えば、流れに任せる形になっている。手役より、手広くって感じである。また、あくまで、現時点での感じ出でしかないが、相手のリーチを受けることが少なくなっているように思う。思うに、相手の待ちが前半に死に、リーチに入りたいが、入りにくい状況が生じているのかもしれない。自牌はほとんど、2番手切りになっているので、まー、他人が鳴かせてしまう分はしょうがないとしても、俺の手が遅いときでも、1局が終盤まで差し掛かることが多いように思う。
以前、3千回位を、百回ずつに分けて、データを取ったことがある。その時に、これくらいの平均順位を叩き出したことは、2回くらいあった。だから、この平均順位自体に対して驚きはないんだけど、新しい打法を始めたとたんにこの数字というのは、しかも、特についていたという印象もないのにこの数字と言うことは、どの位の数字で、落ち着くか非常に楽しみである。寝不足気味で、冴えているとは言えないが、麻雀に向かう敷居が低くなっている。何となく、負ける気がしない。心の状態としては、こんな心境は、非常にいい状態と言える。今までは、勿論こんな状態の時もあったけど、勝てる気がしない。麻雀に向かうのに気が重い、なーんて、気持ちで、打つことが8割以上だったように思う。
どちらかと言えば、悲観論者である俺が、手の進め方に関して圧倒的なアドバンテージを得たという確信に変われば、心理的に非常に落ち着いたものを得ることなろう。

また、東1局は、1ファン下げてもとか、4局の進め方に関して、あまり多大な注意も払うことがなかった。
随時的ではあるが、現在の打法で、気づいたことを無作為に記していこうと思う。

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