自風の取り扱いについて
 
  自風は、他のオタ風、場風、三元牌等と較べると少し特殊である。他の字牌を含めた切り出し順番では、一番先に切るべきだけど、実戦においては、自風を重ねて、鳴いて上がりたいときもあるわけです。例えば、6順目までに自風が自分が持っている一枚しか見えないとき、他者に対子あるいは暗刻、あるいは、山に自風があると考えられます。他者から見れば、オタ風に過ぎないわけで、比較的早い順目に切り出される牌だからです。問題は、他者に対子であるときで、リーチの当たり牌として狙われる可能性があるわけです。早い順目に切り出しておけば、何の問題もないのに、切り出しが遅れたが為に、命取りになることがあるのです。オタ風は、横には延びませんから、頭として使われることが多いです。しかし、残り2枚あるとすれば、リーチの当たり牌としては、狙い目です。まー、ちょっとしたことですし、大勢には、影響がないこととは思いますが、切るなら、6順目までにと、頭に入れといた方が良いでしょう。

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