一局の結果

一局には、どんな結末が待ち受けているかと言えば、あんまし、多くのパターンがあるわけではない。自分が上がるか、自分が振り込むか、他者がツモるか、他者同士で決着が付くか、聴牌して流れるか、ノー聴で流れるか。より厳密に拾っていけば、他のパターンもあるが、大体この6つを認識しておけば事足りる。さて、6つを少しばかり考えてみると、自分が上がるのは、大概自分が望んだ結果であって、満足の範疇であろう。他者どうしで決着が付くパターンと他者がツモるパターンは、自分が本当に上がれなかったかどうかの問題が、あると思う。自分も目一杯手のスピードで頑張り、相手への喰わせに関してもノーミスで、相手が上がりきったのなら、これも、諦めがつく。上がれる最大の努力をして、尚かつ、聴牌やノー聴で、流れたとしたらこれもしょうがない。相手の当たり牌を掴んだら降りたり回ったりが麻雀だが、当たる可能性がある牌を切って行かなくてはいけない場面があるのも麻雀である。ほとんどの局面で、振り込みを肯定するつもりはないが、まー、仕方がないという場面もある訳で、とにかく与えられた配牌、ツモ、アクションの可能性のなかで、最大限の努力の結果は、素直に受け入れるしかない。悔やまれるとしたら、最大限の努力を怠ったり、つまなないミスをしたりすることであろう。しかも、それは、後々の判断をも狂わせることに繋がるので、その場、その場で断ち切ることが大事である。
一局の結果がどのような割合で発生するかは、雀友などで、明確にわかる。自分が上がらなくても、順位が上昇するパターンは以外と多いもので、そのことを自覚しているだけで、ゲームに対して広い視野で望むことが出来るはずです。

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