牌の有効性を探る
面子や雀頭を作る上での、加えて危険を回避するための牌の有効性を考えてみます。牌は、大きく、白、発、中の三元牌、東という場風、自風、オタ風、19牌、28牌、37牌、46牌、5牌の9種に分けられます。字牌は、縦にしか延びず、数牌は、横へも繋がっていきます。字牌の切り順については、他の項目で書いたとおりです。では、数牌については、どうでしょう。これにも、明確な順番を付けることが出来ます。192846375という順番です。まず、19については、裏ドラの可能性が少しだけ高くなるので、9の方を大事にします。つまり、9は、裏ドラ表示牌として4枚の可能性を有しますが、1と9がある場合に9を処理すれば、裏ドラ表示牌の可能性が3枚しかありません。たったそれだけの話です。28、46、37については、9との横の関係を保ち易いため、678の方を大事にしているだけです。まー、非常にセコイ話です。3から7の牌については、構成できる面子の数は一緒です。3を例に取れば、123、234、345の3つです。46より37の方を大事に考える訳は、456牌は、下の両面、上の両面のどちらにも係り、危険だからです。では、なぜ、5が一番大事なのか?それは、嵌塔子との絡みです。5は、3や7と嵌塔子を作りますが、2や8を持ってきても、両面に変えることが出来ます。一方、3467は、片側にしか両面に変わる嵌塔子を構成することが出来ません。以上が、数牌の基本的な切り順です。特に46より37を可愛がる点に注意しましょう。
さて実戦においては、字牌を含めて処理していくことになるのですが、そうですね、切り出された字牌が、自分が切り出す最初の牌です。切り出された字牌がなければ、19牌、あとは、オタ風、自風、三元牌、東、28牌と続く感じでしょうか。

030926↓
牌の有効性の順番を変える。浮き牌として4と7が一枚ずつある時、4より7の方が有効だとしていましたが、4の方をより有効だとします。確かに両塔子を作ることにおいては、両者に差はないのですが、4を使った面子には、端牌が無く、断公を作りやすい。また、47のどちらかを捨てる選択を迫られるのは、1局の比較的早い段階であり、そこで、4を捨てると、中盤以降においても、4を捨て続けることを迫られるわけです。これが、麻雀全体を通してみると、どうやら非常なマイナス点になるみたいです。というのも、上記の法則に従って、手作りをして参りましたが、逆に勝率が落ちているのです。やっぱ、手作りは、牌を中に寄せるのが基本みたいです。
戻る