現在の順位

第一東風荘は、平均順位を巡る戦いです。しかも、平均6局ですから、ある意味東1局から、順位を意識した戦いが繰り広げられます。オーラスは、自分の上がりや振り込みがどのような着順になるか比較的計算しやすいのですが、東の3局までにおいては、出るべきか引くべきか判断に迷うことが多いです。と言うのも、この局は、無理せず押さえていけば、次には満貫手が入るかもしれないからです。基本線として、トップ目は無理しない、ラス目は勝負気味に行くっていうことは判っているのですが、もう少しパターン分けをして、細かく対応していく必要があるように思います。例えば、3局トップ目で、2着との差が7500点で、場に動きなく10順目に平和ドラ1を聴牌したとします。ここで、皆さんならリーチですか、それともダマですか。オーラスをトップ目で迎えることは圧倒的に有利です。しかし、オーラスを迎えた2着目の立場で言えば、10.000点以内の差なら、逆転範囲と言えます。満貫積もれば逆転ですからね。こういうことを考えるとさっきの平和ドラ1で、リーチに入って上がっておけば、最低でも11.400の差ですから、追いかける気力も失せるってものです。トップ目は、2着、3着の方向に引っ張られることはあっても、0.x着に引っ張られることはありません。ですから、運を天に任せるリーチという行為は、基本的に否定されると思いますが、先ほどの例のように、例えば10.000点の差を付けて、安全圏でオーラスを迎える為のリーチなどは、逆に良いと言っていいでしょう。
それにしても、目安が欲しいものです。3局において、トップ目なら、7割方勝てるなら勝負とか、ラス目でも、2割しか勝ち目が無ければ降りだとか、、、。上がれる確率や振り込み確率は、勝負に参加する人数によって大幅に変わってきます。あと、手の値段っていうのもあります。満貫手なら、結果として平均すれば、現在の点数より上に行く確率が高いでしょう。2000点の手ならその逆でしょう。要は、現在順位を中心に、運を天に任せて上にいけるか下に下がるかの損得勘定です。

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