頭について

麻雀には、頭=対子が必要である。チートイツを除き、1つだけ必要である。ここら辺が結構キモである。というのは、対子自体は、ツモ指数2で、受け入れ枚数が少ない。一方両塔子はツモ指数が8ある。面子を作るうえで、両塔子は圧倒的に有利である。で、対子過多のときは、両塔子に変わりやすい対子を浮き牌に変えることによって、スピードを逆に上げる事が出来る。これが、俺が第一打で55の一枚を外したりすることがある理由である。

麻雀では、「頭はいつでも出来るから、塔子作りに専念せよ」と言われる。確かにそうなんだけど、出来る限り、イーシャンテンまでの段階で、頭を確保しておきたい。というのも、イーシャンテンの段階は、次の聴牌に向けてなかなか、突破が難しい段階である。その段階で、頭を確保しないといけなくなると、受け入れ枚数が非常に少なくなるからである。頭は、対辺塔子、対嵌塔子、四連、両塔子、暗刻、順子、浮き牌から出来る。しかし、できれば、対辺塔子、対嵌塔子で、確保したい。しかも、イーシャンテンまでに。

浮き牌で、頭を作ることは、考えない方が良い。頭は、断公が絡む手牌なら、28が理想。そうでなければ、オタ風、19牌が理想だと思う。なぜなら、他の面子を作るのに邪魔になり難かったり、邪魔にならないからである。

手作り上のコツとして、辺張、嵌張が多い場合は、対子を嫌っていき、辺張、嵌張を対辺塔子、対嵌塔子に変えて、改めて作り直した方が、効率がよい。これは、頭としては、理想の端に係る対子についても同じ事が言える。つまり、面子を作る形が悪いのだから、面子を作ることを優先させるのである。逆に、両塔子がたくさんある(3つぐらいが分かれ目か)なら、頭を確保していくのが良い。頭を、確保しておいて、面子作りや、足りない両塔子作りに専念するのだ。

頭は、塔子を、特に両塔子を作る為に崩していき、どうしても、両塔子にならないところから、イーシャンテンまでにもう一度作る。頭を作るより、4つの両塔子を作ることをまず、優先させよう。うまく、イーシャンテンまでに出来なかったときでも、順子から頭を作ることは、出来れば、避けたい。
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