ある局面
何のことはない、聴牌しているところで、2着目からドラ切りリーチを受けた。一発目でキツイ8筒を通し、また、キツイ6索を持ってきた。結局これが、当たり牌になり、2着で終わった。
これを、どう考えるべきか。ポイントになる点を拾ってみると、、、、、
@トップ目で、聴牌している。しかも、リーチ者は、ドラを切ってリーチなので安いと思われる。しかも、山は長い。ここで、降りたとしても、降りきれるかどうかは、疑わしい。また、満貫振っても2着である。下手なオリ打ちは、今後にとってあまり良くないことである。
Aトップ目である。しかも、リーチ者は、ドラを切ってリーチなので、安いと思われる。しかし、直撃だとやばい可能性がある点差だ。しかも、2萬は、出やすい状況とは言えない。
@は、切るための理由、Aは降りるための理由。どちらも、論理的には筋が通っている。局面をある方向と、また別のある方向から見た理由付けに過ぎない。こんな時、どちらが正しかったかを、結果に引きずられて判断するのは、どうかと思う。同じ局面を千回ぐらいやってみて、@の方が良いとか、Aの方が良いとかの問題だろう。大事なことは、千回やって、@のほうが、51%良ければ、ずっと、@を通すことである。@の方を51%の割合でやり、Aの方を49%の割合でやるようなことをしていると、結局は50%以下の結果しか出てこない。
このリーチは36索待ちの面断平の3900点あった。以外と高い。2600までなら、振りトップだった。他者の手牌を見てみると、場に2枚切れ、他者が、4枚持っていた。つまり、これだけ早いのに、山の中に2枚しか無く、その内の一枚が俺のところに来たわけだ。一方、2萬は残り3枚山の中に生きていた。まー、この不運を嘆きたくもあるが、まー、それはしないとして、自己弁護するわけではないが、@の方がより、筋が通っているように思う。まー、こうゆう局面では、@の方が正解と言う結論を得たことで、これから後悔することもないだろう。ただ、不運だったと言うだけなのだから、、、。
まーこの局面は@を正解としたけど、これが、リーチが5順ほど遅かったり、ドラ切りリーチでなかったりと、ちょっとでも、条件が違えば、Aの方が優勢になることも考えられる。49%以下の結果は切り捨てるのが正しいんだけど、49%以下の方が続けて良い結果を生み出す事も麻雀では、日常茶飯事である。そうなると、49%以下と言う結論自体も疑い出すし、もっと悪いことには、場への集中を失い、負け犬根性が身についてしまったりする。大事なことは、局面局面において、何が正解かを追求することと、裏目に出たからと言って、それを引きずらないことだろう。
追記:この局面で、イヤな展開は、@出場所最高(俺が振る)で、トップが逆転すること。或いは、A降りに回って、上がりを逃すこと。或いは、B降りに回って、降りきれず、振り込みに回ること。まー、どれもイヤなんだけど、@だけは、一応前のめりである。考えてみれば、1萬は通るし、3萬も粗かた行けそうだ。2順上手く回れば、別の展開(他者が振り込むとか、上がるとか)も、出てくる可能性がある。
2着目の立場から言えば、親にきて貰いたくない方がつよいだろう。確かに親にきて貰えば、デバサイもあり得るけど、自分が振り込みに回れば、ラス目まである。親に降りて貰い、積もるか、裏ドラを期待したいのが、本音だろう。
戻る