TOYO PROXES T1R

検の時に変えてからかなり経ってますが、だいぶん性格がつかめてきたので、ここでお話をします。

グリップ志向のタイヤとはいえ前回装着のDUNLOP DUNLOP FORMULA FM903とは、真逆の性格のようです。

FM903はグリグリなグリップのヤンチャ仕様。

PROXES T1Rはスポーツもするし、クルージングもするしと言ったオトナな仕様。

ホワイトマークをすると、なんか宣伝しているよう・・・

って感じではないでしょうか?

PROXESってブランドはD1グランプリにも出るくらいスポーツ志向なのかなと思っていましたが、T1Rは万人向けな仕様かもしれません。

PROXESには他にも攻撃的なトレッドパターンを持つR1Rがあります。

こちらが、ADVAN NEOVAやPOTENZAに当てはまるのかもしれません。

ちなみに、この攻撃的そうなR1RはS−ワゴンサイズの195/55R15が無いようです。

さて、走り始めは心もとないものでした。

普通にカーブを曲がるだけで、「ザリザリザリ」とネを上げる一歩手前のような音を発して、ゴムが「グニッ」となるような感覚を伴いながら曲がっていきます。

ダイジョウブかッ!!?

ってな、感覚が2ヶ月くらい続きました。

ただ、途中から徐々に印象が変わってきました。

ホイールになじんだのか、私が慣れてきたのか?

でも、ホイールになじんだほうが上だと思いますよ。

タイヤの剛性を途中から感じるようになりましたし。

パターンは攻撃的ですが、正確はわりとジェントルだったりします。

それと、走り方にも問題があったのかもしれません。

FORMULA FM903は結構こじるようなハンドル操作でもヤンチャに曲がって楽しいものでした。

しかし、オトナなPROXESにそのような走りは似合わなかったということです。

しっかり前に荷重をかける意識をして、やさしく丁寧にステアすると、滑らかに「スーッ」とワインディングを駆け抜けてくれます。

なるほど、こういうタイヤだったのか。

現状でこのタイヤと付き合い始めて2年近くになりますが、結構気に入っています。

ちょっとスポーツしたい時には、基本に忠実な操作をすると気持ちよく答えてくれますし、高速でクルージングをするときには、先鋭的なパターンにもかかわらずワリと静かに走ってくれます。

しかも、減りにくそうです。

減り方を気にしない走りをしているつもりではありますが、まだまだ新品同様の残り方です。

以前、MX-6で半年で潰れてしまったタイヤがありますが、S-ワゴンの軽さもあるのでしょうか、とても経済的なタイヤであると感じます。