YOKOHAMA DNA dB

よく考えたら,プレマシーはヨコハマタイヤしか履いてないですね。

最初はMX-6のお下がりのDNA GP。これはグリップ力はあるものの,プレマシーの性格には合わないほど,わだちの影響を受けやすく,ロードノイズが大きめでした。ドライバーにとっては,楽しいタイヤですが,同乗者には厳しいそうなタイヤでした。

次は,ノーマルのタイヤを使用しました。ADVAN A345。

これは純正にもかかわらず,DNA GPよりもロードノイズ若干小さめなものの,ADVANというネーミングが与えられただけあって,グリップ指向。そしてショルダーが若干硬めらしく,路面の凸凹を忠実に拾っている感じでした。

プレマシーのサスもグレードが「スポルト」だけあって硬めのセッティングですので,凸凹の激しい道では,それにあわせてクルマが上下に揺れる感じですね。

また,純正は,ホイールの面がフェンダーからかなり引っ込んでいる感じがします。スペーサー5mmをかませて,外に出しましたが,それでもまだ,なんかかっこ悪い・・・

そこで,MX-6譲りのホイールをもう1回使うことにしました。

そして次はタイヤです。

家族を乗せて移動することが多いことから,グリップタイヤよりも,静かなタイヤがいいな,と言うのを一番の選定理由としました。

ただ,やはりタイヤにはこだわりたく,ブリヂストンのレグノかヨコハマならDNA dBと言う感じで探し始めました。・・・が,プレミアムタイヤということで,値段がなんと高いこと!

ポテンザやアドバン並みの価格帯です。

さすが,外車やビッグセダンのオーナーが多いだけある・・・

またプレマシースポルトのタイヤサイズ195/50R16サイズはDNA dBにはありません。

新品で揃えると8万円はします・・・

あきらめるかなぁ・・・と思いながら,たまたまいってみた中古タイヤ屋さんで,205/50R16サイズのタイヤを見つけました!1サイズ大きくなり,2004年モデルチェンジしたDNA dBの前のモデルですが,新品の半額以下です。

初めて静粛性重視のタイヤを買う私にとっては,様子見に買ってみるのにちょうどいい価格でしたし,このサイズのDNA dBの中古はなかなか出回らないらしいです。このサイズで50扁平はコンパクトスポーツや2000ccクラススポーツが多いので,静粛性重視のタイヤはなかなか使われないのかな?

と言うことで,その日のうちに履き替えました。

ショルダーの角もきっちり出ててかっこよく見えます。

乗ってみると,結構いいモンです。手ごたえが思ったよりはっきりしています。今までのグリップタイヤとさして違いが無いように思います。ワインディングに持ち込んでも,腰砕けになるようなことはありません。

そして,プレマシースポルトの硬いサスの悪いところを,DNA dBの適度にやわらかいショルダーがいなして,とてもスムーズな乗り心地になったように感じます。

これは感心しました。プレマシースポルト乗りのみなさん,ADVANやDNA GPよりも,このDNA dBはおすすめです。すごく相性がいいと思います。

そして,もちろん静かです。タイヤが静かになり,エンジンの音や,エアフィルターの吸気音とかが聞こえるようになり,かえってスポーツ気分を満喫できるようになりました。

欠点は,今のところ一つ。一番静かであって欲しい,高速道路でうるさい。これは,高速道路のアスファルトの目が粗いと言うせいもあると思いますが,相性が悪いですね。アスファルトひき立ての道路では静かなんですが,高速道路でよくある灰色になってしまった古いアスファルト上ではうるさいです。

しかし,それを補って余りある,普通の道路での静かさ,グリップタイヤに負けない運動神経とハンドルに伝わる情報伝達力の高さ,そしてサスとの相性。次はDNA dBの新品に決まりです。