本像はヒノキ材の寄木造り漆箔仕上げで、像容も京仏師的作風です。
現状として、指先や天衣のかけ、各所に漆箔のひび割れ、虫食いがあり
台座は蓮弁がはがれ、固定のための心棒も外れていました。
それぞれ、像本体は虫食い、ひび割れ、各部のかけなどを補修し、
部分的な古色仕上げとし、
台座と光背は蓮華座の補修と塗りなおしを行いました。
左上が補修前で右上が補修後です
補修にはコクソ(漆と木屑などを混ぜた充填材)を使用し
虫穴やひびには漆を流し込んだ後充填します。
乾燥しましたら余剰部を削り取り錆地(水で柔らかくした
との粉に漆を混合した下地)を付け乾燥後砥ぎ出します
各部、漆箔や彩色を行い、最後に全体のバランスを見ながら
古色に仕上げて完成です!