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5.伯耆国分寺古墳

古墳の遠景

 倉吉市国府にあり,国府川左岸の微高地に造られた古墳時代前期のものである。 現在は,国分寺本堂裏に円墳状に残っているが、北側に土檀状の高まりがあって、これと結びつけて全長60m前方後円(方)墳であったと推定されている。
 1922年(大正11年)円丘中心部を発掘した際,粘土槨(木棺を粘土で覆ったもの)から銅鏡3面と多数の鉄製品が発見された。
 出土品は、き鳳鏡(直径22.1cm)1面、三角縁神獣鏡(直径22.3cm)1面、二神二獣鏡(直径14.4cm)1面、附鉄剣、鉄斧頭など一括して、1959年(昭和34年)国の「重要文化財」に指定され国分寺に所蔵されている。
 銅鏡3面は、いずれも中国から伝わった舶載鏡で、き鳳鏡は全国でも出土例が少ない。
 なお、国分寺古墳は1978年(昭和53年)市の史跡に指定。   《『新編倉吉市史』第1巻古代編(1996年)より》

き鳳鏡三角縁神獣鏡二神二獣鏡倉吉博物館提供