お酒の「アテ」って言うと何を連想するかのぉ?
乾き物?まぁ、時には「さきいか食いてぇ〜」って思うこともあるけどありゃ、いけませんぜ。全部とは言わんが、「ステビア」が入ってると、それ自体は甘味料なんだが、“純米酒”にあわせると『苦味』が出てくるんだな。他にアミノ酸調味料、保存料など、せっかくピュアな酒を飲むには全然適さない。糖類、調味料…どこかで見たこと無い?そう、安酒に入ってる成分だよ。純米飲んで口の中で三増酒つくってらぁ、世話無いよな。
「今日のお料理はなんでしょう?」ってよく私が客様にお聞きする台詞です。ほぼ90%の人が「刺身」と答えられますね。日本酒は刺身が定番かい?ま、定番には間違いなかろうけど、「日本酒飲むから刺身」では、世界が狭いってもんだ。おまけに、どんな刺身かでも選ぶ酒は変化するしね。そうは思わないか?脂ののったカンパチと、サヨリじゃどう考えても、味のトーンが違うでしょ。
中には、全く正反対な事を言う酒屋もいるが(と、前置きしておくぞ)やはり脂のしっかりした刺身にはそれに負けない味わいと酸がなければ、相乗効果は生まれない。薄酒なんか飲んだ日にゃ、刺身の味はわかったけど、酒は水にしか感じないってことになるぜ。それって、意味ないでしょ。
「ワインあわせたいの♪」って、あんたさぁ〜、生臭くなっても知らんよ。ワインは、白身魚の刺身くらいならなんとかなるけど、マグロの刺身にワイン合わせたら口の中は三角コーナーに早変わりさ。特に魚卵類にはご法度ですよ、さすがにこれはご存知でしょうけどね。
純米あわせる時に、是非試して欲しいのは、「燗冷まし」だね。冷たい刺身に無理にお燗をすすめたりしないけど、冷蔵庫から出しただけの冷たい酒(敢えて冷や酒とは言わないよ、冷や酒=室温の酒だから)では、酒の味が固くて、せっかくの酒の味も、刺身の味も感じなくさせてしまうのさ。これを燗冷ましにして室温くらいであわせてごらん♪その舌触りの良さと、味の膨らみに感激して、きっと俺に感謝したくなるさ。
俺は、肉だって純米さ。ただし、お燗。お燗にすると、肉の脂分を切ってくれるんだな。いつまでも、舌に脂がまとわりつくのが好きな人にはすすめないけど、普通は嫌でしょ。赤ワインをあわせるのだって、あの渋み(タンニン)が脂を切ることにも原因があるんだから。
でも、へなちょこ酒をお燗にしても、肉汁のジユーシーさに負けてしまい、全くうまかない。できれば熟成のしっかりした酸もしっかりある、味の寂しくないお酒で合わせてみてくれ。
洋食にだって純米酒は合うんだ。特に、醗酵系食品は最高の相性をみせるね。もう、二十年も昔から、「立ち飲み」のオッサン達も雪印プロセスチーズだったけど、つまみにしてたよ。・・・今更、偉そうに、日本酒とチーズは相性が良いんです!なんて新発見みたいにいう輩がおるがそんな時代遅れは放っておけ。
「鍋(今は季節じゃないけど)、、、そうね、鮟鱇鍋するので、赤ワインを選んでください」…何気取ってんだ?何様気取りなんだ?別にかまやしないけど、言っとくが「うまかねぇぞ」だ。汁物に好相性をみせるのは、アルコール飲料広しと言えども日本酒だけだって事覚えておいてくれ。おまけに、和食だぜ、無理して赤ワインなんて飲まなくても良いじゃん!
そうそう、純米酒にあわせて一番旨いのは…自分で作った料理です。化学調味料なんて一切なし、偽物味醂なんて使わない、アミノ酸ぶちこんだ新式醤油なんて見向きもしない、辛いだけのJTの食塩なんか漬物漬ける以外になんのとりえがある、、、旬の材料使って、下手でも良いから自分で作る事からはじめようよ。そりゃ、可愛くて、不味くても旨いってもんさ。そうすると、普段作ってくれる人にも感謝できるってもんさ。これこそ「美味しい関係」だね。
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