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| Vol.12 焼酎に明け、焼酎に暮れる |
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年末年始、皆様いかがお過ごしでしょうか?今日もまた、旨くもない酒かっくらって家族に嫌われていませんか?(いきなりの言葉ですまぬ)
書いている今は年末です。ったく、この気忙しい年末に原稿かよっ!でも「気忙しい」のであって「忙しい」のではないので(残念…って流行にあやかって言ってみる)書いている次第です。先月の私のコラムはここ倉吉では見事に無視されたようです。誰からも苦情のメールもこないし。お歳暮も相変わらず…。うちの店の事ではないですけどね。年末広告のつまらん酒の「値引合戦」を見ててうんざりしましたわ。あんなもの、金出して買う方がどうかしてるのに、安いから買うって?価値の無いものに金使うのって、安いとかいう問題以前だと思うぞ。
さて、今年は焼酎に明け、焼酎に暮れるって感じですなぁ。ようやく・・・ 実に私が仕掛けて全国の消費者が反応したのに遅れること2年にして「良い焼酎があるんですね」だって。のんびりしてて良いところですね、倉吉は。都会じゃ、いろんなバイトがあって生きていけるけど、ここは何もしなくても生きていける楽園じゃ。無職も犯罪者もみんな気楽に生きていける。外界との交流を絶てば、希望や向上心を排除すればこんなに素晴らしい所は無いぞよ。
話を戻そう。
この焼酎ブームはいつまで続くのやら。当然、当店で扱っている見事な焼酎達はこのまま売れて欲しいが、「焼酎は酔い覚めが良い」とか、「食べ物によく合うから」「なんか知らんが体に良いらしい」ってな理由で飲まれている焼酎は終焉して欲しい。酔い覚めがいい??確かにその言葉、君たちの飲んでいる腐れ清酒よりは酔い覚め良いだろうよ。食べ物によく合う??そりゃ、柿ピー程度にゃ良いだろうよ。体に良い??よく調べたのかね、その焼酎の原材料や製造方法。粗悪なアルコールは体に良い訳無いぞ。
そして、焼酎マニアがどこまで育つか…。全国にたくさん出来た焼酎マニア達。それ自体は大歓迎なのだが、その多くは「○○飲んだことある?」とか「○○を持っている」ってな程度。日本酒のマニアに比べりゃ足元にも及ばない。あっちに飲んだことの無い焼酎あれば、とりつかれたように貪る(こういう言い方があてはまるな、その様は)。非難を恐れずに言ってみようかな…。
焼酎は複雑性に欠けるんだな。蔵によって個性もあるけど、そこには豊かなバリエーションが欠乏している。芋が流行っているが、多くの蔵が、希少価値を出そうと古酒に走ったりするが、古酒になればなるほど芋焼酎の個性は失われる。
私の勉強不足も手伝っている事は確かだが、純米酒では「あれ?これは何年ごろに飲んだあそこの蔵の○○っていう酒に似ている」「この酒とこの酒はここが明らかに差がある、その理由は…」なんてできるのに、純米酒より単純が故に、焼酎のあまりの差の無さに記憶に留めることが困難なのである。ぶっちゃけて言うと似たり寄ったりが多いんだよ。それを銘柄違いで有り難がってさ、なんじゃそれ?って思うわけよ。
そんなんだから、前の焼酎ブーム終焉の時に現れた、「なんでも原料焼酎」がまたもや出現するんだぞ。タンタカタァ〜〜〜ンだって?向日葵の種の焼酎だって?それらを原料にしてちゃんと酵母が働くほど、糖分がとれるの?こいつらが、まともな焼酎をぶち壊し始めるんだ。前も珈琲焼酎や海藻焼酎が出始めて、終わりを予感させ、その通りになった。
焼酎マニア、焼酎通を自認する諸君、もう少し、腰を据えて飲んでくださらないか。蛇足であるが、安売りの店の有名焼酎は高い、あの値段程の価値はたとえそれが森○蔵でもそこまでの価値はないぞ。魔○なんて言うに及ばず!
焼酎も飲まず、純米酒も飲まず、今年を終え、新年を迎えるあなた、まさか愛飲酒がハポ〜〜〜〜シュじゃなかろうな?あらためて試飲したがありゃ、酷いぞ。飲まないほうがまだましだぞ。
反論がある方は一度やってみなされ…
ハポ〜〜〜〜シュを常温にして、「コップに注いで」飲んでみなされ、売り上げNO.1ハポ〜〜〜〜シュの臭い事臭い事・・。田舎の香水の臭いがプンプンしまっせ。ありゃ、冷して臭いが嗅げないような缶で飲んでるからわからないだけだぞ。他の銘柄もこうして試すとドンドン欠点が出るわ出るわ!
新年こそは、まともなお酒が消費される土地になりますように。
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(2004/12/25) |
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| コラム : 「(有)山枡酒店」 倉吉市新陽町11−2 |
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