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第37回目  2004年11月 26日(金)

 気分としては、前回とそれほど変わってはいない。
 特に、仕事に対する意欲がなくなってしまった感じである。それ関係の本を見ると頭が痛くなってくる。
 そんなに無理していたとは思わないのであるが、今はそんな状態である。

D:今日は、どうですか。
M:はい、気分はよくないです。以前とほとんど変わらない感じで、意欲というか気力が出ません。
D:気分はよくないですか・・・
M:はい、特に仕事に向かおうとする気が起こりません。
  責任のあることに対してすごく抵抗が出てきて、人に対する迷惑を考えてしまいます。
  とにかく、楽になりたい。つかれたあーという感じです。
  本を見てもチラチラですし、テレビはあまり見ようとは思いません。
D:夜はよく眠れていますか。
M:はい、昼間も寝すぎるくらい寝ています。
D:食事の方はどうですか。
M:はい、以前よりは食べられるようになりました。
D:今一番心配なことはありますか。
M:はい、今今は休みを取っていますのでいいのですが、将来のことが不安です。
  今言ったように仕事に対する意欲が出ないので、ちゃんとできるようになるかが不安です。
  あと、ほとんどやる気が出ないことが心配です。ただ、ぼーとしたかんじなので。。。
D:外からといっても自分自身に言いかけるときもそうですが、要求に対しては意欲は殺がれるものです。
  「〜しなさい」とか「〜しなければならない」という要求では意欲は出てきません。
  自分に無理をさせることになりますからね。
  ですから、今は、「ミニマムな欲求」にただ素直に従うことです。
  「ぼーっとしていたいなあ」と思ったらぼーっとする。
  
「眠たいなあ」と思ったら、寝る。
 
 「お腹が空いたなあ、何かほしいなあ」と感じたら食べる。
  このように、自分が何をしたいのか耳をすませてやります。
  そして感じたことを素直に応じてあげればいいのです。
  自分の「〜したいなあ」の欲求に素直に従うことです。
  「〜しなさい」という要求には自分に無理をさせなくてはならなくなりますから、逆効果です。
  「させよう、させよう」とするほどやる気はなくなっていきます。
  ですから、「〜したいな」の声に自然に従っていくことによって、自然とやる気もでてくるものです。
  とにかく今は、休むこと、何もしないで休むことが第一です。
D:薬の方も今のままで様子を見ましょう。
  休むこと、ゆっくりするための薬ですから、薬の効果にも素直にしたがってくださいね。
D:診断書は今月まででしたよね。どうしましょうか。
M:はい、今月までですが、今言ったように仕事どころか他のことにもやる気が出ない状態なので仕事には向かえませ
  ん。
D:それでは様子を見ながらになりますが、あと2ヶ月の休養を見ておきましょう。
  無理に焦って治そう治そうと頑張ることが一番いけません。
  とにかく、ゆっくりしてください。


 先生との話の中で、仕事に対する意欲がないことが心配で、焦りを感じている自分であったなと思った。
 今の自分のやる気のなさを「なんとかできないものか」という焦りがあって「やる気を出したい」と思ったのであるが、それが一番逆効果であるということが分かった。
 実は同じようなことを1年前にも聞いていたような気がするのだが、性分というのは恐ろしいものである。
 とにかく休むことを徹底すること
 やりたくないことに対して無理に向かうことはない
 したいなということがあれば素直に従えばいい

 とにかく、1月の終わりまではゆっくりと休むこと。
 今は、これが自分の唯一できることである。

第36回目  2004年11月 20日(土)

 今回の通院は、自分一人だけでクルマを運転していった。
 時に変わったことはないが、とにかくよく寝ていること、物理的に体を休めていることを話した。
 前回は出していなかったが、今後のこともあるので、職場でのことも話の中に出した。

D:その後、いかがですか。
M:はい、数日前よりは気分は楽にはなってきましたが、調子が良いとはいえません。
  今回はとくに何もする気が起きなくて、ほとんど寝ているといった感じです。
D:それでいいんですよ。そうなると思ってました。それだけたまってるんですよ。
M:今思えば、仕事の面でも、無理していないような素振りはしていて、「気にしないように、気にしないように」していたこ
  とが却って無理してしまっていたかなと思っています。
  仕事そのものに対するやる気もだんだん薄れてきたというか、関係したものにたいする興味が薄れてきたというか、
  とくに仕事を「やりたい」ではなくて「やらなっくてはいけない」という義務感の方が先に出てきてしまうようになってき
  ました。
  そして、だんだんと無気力になっていった感じがしています。
D:ある程度まではなんとか踏ん張ってやってこれていたのだと思いますが、それがあどんどんたまっていき、我慢で
  きなくなって溢れてきている状態ですね。
  そうとう無理されたんだと思いますので、その分は休む必要があります。
  ですから、「何もしたくない」ことでバランスをとっているわけです。
M:自分の性格上、はっきりしたいタイプなので何かトラブルなどがあったときにも白黒つけたいのです。
  適当なところで妥協したり割り切ったりできればいいのですが、それがなかなかできなくて、折り合ったつもりでいて
  も、心の底では納得していない自分がいる。
  そこで結局自分を偽って無理している。
  それの連続性だったように思います。
  そして、ここ数ヶ月は身体的にも精神的にも調子は良かったので、それに隠れてしまって見えにくかったのかもしれ
  ませんし、自分でも早く治してしまいたいという焦りもあったのかもしれません。
D:ですから、今はゆっくりと休養することが一番で、決してあわてないでください。
  薬もいまのままの様子を見ることにして無理はしないでください。
  時間がたてばだんだん楽になるはずです。
  その後のことはまたそのときに考えたらいいです。


 今回の通院で感じたことも、「無理しない」「薬と闘わない」ということである。
 どうしても「休む」ことができないでいる。
 先々のことを考えて、その身の振り方について考えている自分がいる。
 そうなのだ、今は休むために休んでいるのだ。
 何かをするために休んでいるのではない。
 何もしないことが目的の休みなのである。
 しかし、どうしても孤独感やあ孤立感、取り残されていく怖さなどが迫ってきて立ち往生してしまっている。
 これも、しっかりと休むことによって解消されていくにちがいない。
 主治医の言うとおり、真面目に休むことにしよう。

第35回目  2004年11月 13日(土)

 前回の通院後も、10日(水)11日(木)12日(金)の3日間も、一日のうちのほとんどは寝てばかりいた。
 結局1週間は布団の中で過ごしていたことになる。
 とにかくなにもする気にもならず、動くこともおっくうな状態であった。
 そのため、今日は妻一人で病院に行ってもらうことにした。
 主治医との話の内容は、帰ってきた妻から聞いたものである。

 ます、今の状態(何もする気がなく、ほとんど寝ている。
 たまに起きてはパソコンをつついている)を説明し、主治医からこれからも今の薬と休養で様子を見ていこうということになった。
 病休期間は一応今月末までであるが、仕事内容にも関係するが、しっかり治った状態になるまでは十分に休む必要もあるだろう。
 まだ期間はああるので、その間の様子を見て決めていこうということらしい。
 とにかく無理はしないようにということであった。

第34回目  2004年11月  9日(火)

 前回11月5日(金)の通院後、6日(土)7日(日)8日(月)の3日間、一日のほとんど寝てばかりいた。
 とにかくなにもする気にもならず、動くこともできない状態であった。
 このままの状態で、仕事を休むわけにもいかないので、急遽今日の午後に通院することにした。
 今日も朝から寝てばかりいて、動く気力もなかったので、病院までは妻のクルマで往復した。
 クルマの中でも、だるくてしかたがなかったし力も入らないので到着までずっと寝ていた。

D:今日はどうされましたか。
M:はい、このまえとりも悪くなっているというか、重くなっているような感じです。
D:といいますと、この前よりも、追いつめられているというか焦り感があるというか、不安が大きくなっているということ
  ですか。
M:はい。このまえはそんなにたいした感じではなかったのですが、土曜日の朝から体が動かなくなりました。
  とにかく、何もやる気が起きないというか、なにもしたくない感じです。
  金曜日は「ちょっとヤバイかな?」程度でしたが、土曜日の朝になってガクッとなった感じです。
D:今までたまっていたものが、どっと出てきたようですね。
  今まで頑張って張り詰めていたもの、今までたまっていた疲れが、急に出てきたのだと思います。
  バランスが崩れていると考えられます。
  だから、今は緩めてあげる必要がありますね。
  薬の方ですが、どうしましょう。
M:はい、今の状態だともっと強い薬というかよく効く薬の方がいいと思います。
D:それでは、この前のとは違って、焦りを取ったり落ち着くことのできる薬、それと睡眠薬ではありませんが、リラック
  スできて眠れる薬を出しておきましょう。
  それで、様子を見ることにしましょう。
M:実は昨日も今日も動くことができないので仕事は休みました。それで、今の状態だと仕事もできそうにないので思
  い切って休みを取ろうと思うのですが。
D:休めるのなら、それが一番いいです。
  休養できるのならそうしてください。診断書も書きますよ。
M:どのくらいで治るというか、仕事に戻れるでしょうか?
D:今月末くらいには大丈夫だと思います。経過を見ながら対応していく必要がありますが、とりあえず11月末までで
  様子を見ることにしましょう。
  その段階でまた延期するかどうかは決めたらいいです。
  それまでは、ゆっくり休養してください。
  それでは、薬も朝・昼・晩の3回分にします。休めるのなら、その方が快復も早いですから、それで経過の様子を
  見ることにしましょう。
  それと、次回ですがいつにしましょう。今の状態だと、なるべく早い方がいいですが。
M:車の運転のこともあるので、一人では難しいかも知れません。だから13日の土曜日にしておきます。
D:4日間ありますから、薬の効果も分かってくると思います。
  それでは、ゆっくり休んでください。


 一度は回復に向かっていたと思い、薬で騙し騙し仕事を続けようと思ったが、ここ数日のやる気のなさでは仕事どころでははい。
 明日からは病休を3週間取れるので、とになく休むことだけに専念することにする。
 ここ3週間でやらなくてはならないこともあるが、それは元気が回復してからまた考えることにする。
 まずは、「休む」ために休もう。

第33回目  2004年11月  5日(金)

 予定では明日6日(土)が通院予定日であったが、一刻も早く診てもらいたくて急遽、今日に変更してもらった。

D:その後いかがでしたか。
M:はい、今回は良くないです。調子が悪いです。
D:どんな感じですか。
M:ここ数日、2週間くらい前からなんとなく気分がよくなくて、エネルギーが切れてしまった感じです。
  なんとなく精神的に追い込まれた感じがしています。
D:たまってきた感じですね。
  たまったものを出す必要がありますね。
  いっぱいいっぱいの状態ですね。
M:とにかくなにもしたくないというか、がんばろうという気力が出てこないのです。
M:薬を止めたせいもあるのでしょうか。
D:それも多少はあるかもしれませんね。
  バランスが崩れてしまっている状態です。
  どうしても、ご自身の中に頑張ろうとしてしまう部分が出てきてしまうのです。
  それを一辺に治してしまおうとすることには無理があります。
M:自分では無理したり頑張ったりしていないつもりなんですが・・・
D:がんばらないといけない世の中ですからねえ。
  それで、薬のほうですが、やはり止めたのも良くなかったようです。
  今回また2種類の薬
(アナフラニール錠25mg,メイラックス2mg)を飲んでください。夕食後に一回です。
M:薬はどんな効果があるのですか。
D:病気そのものを治療するというよりも、精神的なバランスをうまくとってくれるものです。
  今はいっぱいいっぱいの状態ですから、それをゆるめてバランスをとるのです。
  自分がホッとできる場所にいるような感覚にしてくれます。自動的にホッとした気分になる薬です。
  キツイ状態を緩めてくれます。
  眠くなったりだるくなったりしますが、決してそれに逆らうことはしないで素直に薬の効果に乗ってください。
M:薬とケンカしないということですね。眠くなったら寝るというふうに。
D:そうですね。
D:睡眠はとれていますか。
M:今朝は少し早めに目が覚めましたが、眠れないということはないです。
D:食事の方は?
M:はい、食べられます。
D:では、その薬で様子を見ましょう。


 しばらくの間薬を止めていたのも影響してか、再びうつ状態がやってきた。
 仕事のミスも精神的なきっかけになっているのかも知れないが、ここ最近のやる気のなさが注意信号だったかもしれないと思っている。
 とにかく、明日あさっての土日でゆっくりしよう。

第32回目  2004年10月  9日(土)

 予定では先週の土曜日だったが、体調不良(二日酔い)のために、今日に延期した。
 特に問題もないので、1週間の延長は支障はない。

D:どうでしたか、調子の方は?
Mはい、とても良い調子で問題はありません。
D:調子はいいということですね。
  何か困っていることとかはありませんか。
M:そうですね。特にないです。
  小さなことでいやなことはありますが、特に問題ではないです。
D:食欲や睡眠は大丈夫ですか。
M:はい、全然大丈夫です。
  食欲がありすぎて太ってしまったくらいです。(笑)
D:太りました?でも、それはいいことですね。
M:今年は仕事もほとんどマイペースでできるので、それがいいのだと思います。
  追い込まれたり、無理に何かをさせられているという感じはないです。
  だから、自分でも調子が整えられるのだと思います。
  とにかく無理はしないと決めましたから。
  「まあ、こんなもんかな」とか「できないときはしょうがないや」っていうふうに考えるようにしています。
D:いい感じでコントロールできているようですね。
  薬の方ですが、どうしましょう?
  今まで一番少ない量にしていましたが・・・。
M:自分では、薬を飲んでも飲まなくても変わりありません。
  今の状態だったら、薬は止めてもいいと思います。
D:薬を飲んでいると、再発率がぐーんと低くなるというデータがあります。
  そのために、予防策としての薬の服用もあります。
  どうしましょう?今の状態なら心配なさそうですか?
M:はい、薬はストップしても問題はないと思います。
  さっきも言ったように、今の状態はいいです。
  メチャクチャ忙しいということもなく、特に追いつめられるようなこともないので、精神的には安定しています。
  あるとすれば、年度末に忙しくなったとき、なにか心配が発生することも考えられますが、今は問題ないです。
  気にすることもありません。
  だから薬は無くても心配ないと思います。
D:それでは、今回から薬はなしということにしましょう。
  で、次回のことですが・・・。
M:1ヶ月ごとに来たいと思います。
  薬はなくなりますが、様子の報告と相談には来たいと思います。
D:では、1ヶ月様子を見て、その次のことを決めていくことにしましょう。
  もしも、調子が良くないようであれば、連絡してください。
  では、次回は11月になりますね。
M:はい、何かあれば連絡します。

 ということで、前回の通院のときにもできたと思ったのだが、今回から薬の服用は止めることになった。
 正式に主治医から許可が出たのである。
 振り返ってみれば、心療内科の初診から1年が経過した。
 自分の計画というか予定では、休職期間を終えて職場復帰してから6ヶ月くらいは薬の服用を考えていたが、実際は復帰後9ヶ月になった。とは言っても、これからどうなるかは分からない。
 とりあえず、今は安定しているので薬をストップして様子を見るということである。

第31回目  2004年9月  4日(土)

 前回の通院から1ヶ月が経つ。
 夏は大好きな季節だということもあり、8月は来ていない。
 心身共に調子は良く、精神的にもすごく安定しているし、特に心配なこともなく、クリニックに向かった。

D:今月は調子はどうでしたか。
M:はい。多少は肉体的に夏の疲れが出ている感じですが、精神的にはとても調子がいいです。
D:心配なこととかはありませんか。
M:はい、今は特別な心配もなく、順調です。
D:食欲はありますか。
M:はい、よく食べられます。
D:睡眠はどうですか。
M:はい、夜もよく眠れています。特に問題はありません。
D:9月には何かイベントの予定があるということでしたが・・・。
M:そっちの方もとくに心配はしていません。
  とりあえずマイペースでやればいいので、大丈夫です。
  自分にとってもいい励みになっているので、問題ではありません。
D:それならいいですね。
  えーと、薬の方ですが、どのようにしましょうか。
M:自分ではもう必要ないと思っていますが・・・。薬に頼らなくてもいい感じでやっていけてます。
D:それはいい感じですね。
  ただ、ストンと止めてしまうのではなく、今までの半分の量に減らしましょう。
  何かあるからではなく、今後の予防薬として使用します。
  次回は薬もなくせると思います。

 とくに問題もなかったので、短時間で診察は終わった。実は、薬はもらってはいるが、前回からほとんど服用していない。なんとなく、服用していないことを伝えにくかったので、もらうだけもらってはいるが、今の調子だと、これからも服用しなくてもよさそうなので、自分で飲まないと決めている。なにか変化があったときに相談に行こうとかんがえているので、自分で様子を看ることにした。