今、私が一番やりたいと思っていること      2003.11.30


 うつ病が発覚して病休に入って1ヶ月半が過ぎたことになる。
 特に行動的なことはしてはいないが、復職後の自分の進むべき方向をきちんと決めていくことを頭の中に置きながら過ごしている。
 今は、自宅で療養しているので、精神的にも体力的にも調子がよく、気分は悪くはなく、落ち着いている。
 今の段階で、気になっていることを思いつくままに書いてみることにする。

1.休み期間が長くなると、やはり気になるのは復職のことである。

 何も考えないで休むのがベストではあるが、何も考えないで休養なんかできないのである。
 仕事に復帰後、うまく仕事ができるか、今まで通りとはいかないまでもちゃんとできるか、だんだん不安感が募ってきている。
 今は、家で静養していればいいので、安心して暮らしているが、3学期のスタートが不安である。

2.今、私が一番やりたいと思っていることは「不登校」児童への支援である。

 個人的にも数名の方から相談を受けていて、県内の不登校の自助グループの集いにも参加している。
 学校内でも不登校児童への支援は可能だとは思うが、今の学校システムについての限界を感じている。学級担任・養護教諭・その他の教員で共同で支援にあたっているのが現状ではあるが、個人的には支援の狭さ、学校支援の限界を感じている。世間では、不登校を良いことだとは見ていないのだが、私は個人的には、ごくごく健全な姿だと思ってる。
 学校側としては、その目的が「学校復帰」にあるからである。
 私自身は「不登校」も「登校」も選択肢のひとつにすぎないと考えるようになった。
 学校の限界を超えたところに不登校児童が待っていると考えている。
 それゆえに、不登校の児童が学校に行くようになることがベストだとは考えていないし、現状としては「今」の学校サイドにこそ、問題があると考えている。
  それらに対して様々な機関が対策を講じてはいるが、根本的な解決にはなっていないのが現実の姿である。

 自分がうつ病になったのも、自分の性格的なものなどの個人的な要因だけではなく、学校システムにも問題があるからだととらえている。
 学校自体が変わっていかなければ、うつ病である自分の居場所は学校にはないと思っている。
 そのためにも、学校の組織・システムを変えていくことが大きな課題であり、自身の生きる道作りにもつながっていくことになる。
 そこで、現在は時間のある限り、フリースクールや不登校の子どもを持つ親の自助グループにも顔を出して、いろいろと情報を交換している。不登校の子供を持つ親たちの考えを聞くことが学校にも「居場所」をつくるヒントにもなると考えているためでもある。
 それらの会に参加されている方は”学校復帰を目的としない”自立をめざしている。
 何度も言うが、私もその考えに同感である。
 今の学校システム(不登校対策の施設も含めて)はあまりにも簡単に片付けようとしているように思えている。

3.今後、自分の行く道として「県の教育センターの研究員」とか「不登校対策教員」とか「スクールカウンセラー」など、不登校児童との関わりを持てる配置も考えている。

 もちろん、そのための研修も必要であり、短期・長期を見通した将来設計を考えて見たいと思っている。

4.休養期間も長くなり、一日の生活が単調で退屈になってきている。

 逆の言い方をすれば、それだけ十分休めているということなのであるが。このまま休んでいるままでいいのかが不安である。
 実際には、興味のある本を読んだり、ホームページを作ったり、インターネットで交流したりというのが毎日の日課である。
 そんなときなので、いろいろと考える時間だけはたっぷりある。
 しかしその反面では、朝起きたときからな〜んにもする気が起きないこともある。
  そんなときに、自分の病気を自覚している。このままでいいのだろうか? 時間が解決してくれるのだろううか?そんな風に考えると不安もよぎることもある。
  といっても、できるだけ「自分に素直に」行動しようと心がけるようにはしているつもりである。
 はじめにも書いた通り、教師生活19年目にして、大きく心が揺れ動いている。
 このまま教師生活を続けるか、または他の道で再出発するかである。
 そのために、与えられた時間を大切にしながら将来の設計を立てようと思っている。