6.やってみて どうだったかな?
■「認知療法」をやってみて、どうだったかな?

 ぼくも、いろんな本をよんでまとめようとしたんだけど、書こうとするとなかなかかけない物だよね。
 多分、1度や2度くらいやっただけでは、なかなか
「心をかえること」ってむずかしいと思うんだ。
 特に、自分ひとりだけでやろうとすると、自分の思いや考えをすぐに思いうかべるのって大変なんだよね。
 でも、くらしの中で、こんなものの見方・考え方やとらえ方があることを知っているだけでも、少しは心が楽になるんじゃないかな。
 「自由思考」と「別の見方・考え」をくらべてみることで、自分自身の「認識のゆがみ」にも気がつくと思うんだ。
                                         
 そして、ここに書いたものは、ぼくが自分なりにいろいろな本を読んでまとめたものです。
 
書いてあることがまちがっていたり、当てはまらなかったりすることもあるかもしれません。そのことも、知った上で読んでもらえたらうれしいな。

 
また、書いてあることにまちがいがあったら、教えてもらえると助かります。
■「認知療法」で、注意しておいてほしいこと

 うつ病の治療では、うつ病の具合が軽くて、性格的なものや何でもネガティブ(悪い方に考える)な考えでいるなと思われるとき、または、軽いうつ病が長く続くようなときなどに「認知療法」が効果的な場合があるそうなんだ。
 しかし、中等度以上のうつ病では、薬物治療の方を優先し、「認知療法」は少し軽い症状になったときに始めてみるのが一番効き目があるということなんだ。
 もちろん、そのときにも薬物治療を続けながら、認知療法もいっしょにするほうがいいんだ。 
                          
 今までに話したように、「認知療法」では、自分の「心のくせ」、「認知のひずみ」のパターンを知って、それを良い方向にしていくトレーニングをすることによって、決まったかたよった考え方だけでなく、「ものの見方には広く、やわらかく、いろいろな見方があるんだ」という考え方にしていくことが目標なんだ。

 「認知療法」がうつ病の治療に効き目がある理由は、このことを通して、個人の心の奥の中の方にある「その人の持っている問題」を。よりいい方向のものへと変えさせていくことにあると思われてるんだ。

 そうはいっても、これは、かんたんにできることじゃないし、何回も何回もトレーニングすることによって、長い期間をかけてだんだんに行われていくことが一番いいのです。
 だから、あわてて急いで「自動思考」を調べたりするようなことによって「心の奥の中の問題」に入っていくことは危いことなんだ。それは、自分の考えの意識の下の深い深い問題なので、下手なやり方をすると、かえって不安にしてしまうことにもなりかねないそうなんだ。

 自分の「心の奥の中の問題」に触れていく必要を強く感じるのなら、心療内科の主治医の先生や心の問題の専門カウンセラーの人にきちんと指導してもらった方がいいんだ。とっても大切な問題だからね。

 もちろん、「認知療法」にもできないことがあるんだ。
 例えば、頭のなかで別のもっといい考え方を思い浮かべることができたとしても、どうしても自分の持っているあまりよくない考えを消すことができなくて苦しむことがあるんだね。
 そんなときには、ひとつの治療法だけでなくて、他のいろいろな治療法をためしていくことも大切なことだと思うんだ。

 もっと心理学や認知療法について知りたかったり、勉強したいと思った人は、本の紹介ホームページも載せているので、見てくれるとうれしいな。